eスポーツが「新しいスポーツ」として、そして魅力的なエンターテイメントとして注目をあつめるようになっている。需要の増加に併せて市場の拡大も進んでおり、エンジニアが活躍する機会も増えている状況だ。
一方で、急速に拡大している分野ということもあってインフラが十分に整っていない面もある。そのためこれからエンジニアがeスポーツ業界に携わりたいと思った場合にはどんな分野で、どんな仕事をしたいのかをよく見極めたうえで職探しを行っていく必要があるだろう。
eスボーツのエンジニアの役割としては、まずゲーム開発が挙げられるが、ほかにもプレイヤーがゲームを楽しむためのネットワーク環境を構築・保守する仕事、さらに大会を開催するための環境作りをする仕事などもある。
まだインフラが十分に整っていないと前述したが、こうしたエンジニアの役割分担が不明瞭な面もあるのだ。
例えば、ゲーム開発に携わりたいと思ってゲーム会社に就職したらeスポーツ用のネットワーク環境の開発・保守の仕事を担当することになったというケースもある。あるいは、eスポーツの大会はゲーム関連の会社ではなくイベントを手掛ける会社が開催することも多く、どこに就職したらいいのかわからない、という問題も出てくるだろう。
そのため、これからエンジニアがeスポーツ業界に携わりたいと思った場合には、まず自分がやりたい仕事を決めた上でその仕事を行っている会社を探していくことが重要になる。これを自分一人で行うのかなかなか難しく、eスポーツに強い転職エージェントなどを利用しながら行っていくのがもっとも近道となるだろう。